Joy Vision札幌

天使のわビジョンは「視覚療育特化型放課後等デイサービス」です。

読み書きなどの学習や運動をするうえで、視覚機能はとても大切です。さまざまな問題を持っているお子さんの中に、視覚機能の問題が見られることがあります。ビジョントレーニングは、視覚の入力機能(眼球運動)、情報処理(視空間認知)、出力機能(眼と手と体の協調運動)を高めるトレーニングです。

天使のわは、2017年5月にJoyVision北出勝也先生のご指導のもと「視覚療育特化型放課後等デイサービス」となりました。同時に「JoyVision札幌」発足。その後、2021年6月に「視覚療育特化型放課後等デイサービス天使のわビジョン」開所となり、専門的にビジョントレーニングを行っています。

また、「視覚と運動感覚の連動の問題」を踏まえてビジョントレーニングだけではなく「ブレインジム」を取り入れています。ブレインジムは、発達支援が必要な子どもたちの為に、天使のわ開設当初から取り入れており(ブレインジムインストラクター原田先生担当)ビジョントレーニングの効果をさらに高めるものと確信し相乗効果を生んでいます。

 

このような状態のお子さん いらっしゃいませんか?

  • 行を飛ばして読む
  • きれいに文字を写せない
  • 字の形を覚えることができない
  • 図形の問題が苦手
  • ものが二重に見えることがある
  • ボール遊びが苦手
  • 動作のものまねが苦手(ダンスなど)

ビジョントレーニングについてご相談ください

ビジョントレーニング講座札幌

札幌にて視機能トレーニングセンターJoyVision代表北出勝也先生によるビジョントレーニング講座を主催しています。

JoyVision 北出勝也先生

天使のわビジョンには、常時ビジョントレーニングインストラクターが在籍し、子どもたちのトレーニングをしています。

ビジョントレーニング講座札幌2023年6月25日参加者募集中

天使のわビジョントレーニング事例紹介

トレーニング内容:眼のストレッチ(追従・跳躍・寄り目)、お手玉タッチ、北出先生のドリル(勉強と運動が苦手な子のビジョントレーニング)、アボロ(パズル)、ジオボードを中心に行い、バランス感覚を鍛える一本足下駄を使用しました。
また、楽しくトレーニングできるように、けん玉やビー玉遊び、テーブル卓球、お手玉、書籍「ミッケ」「時の迷路」、スピードカップスなどを行いました。
子どもたちはトレーニングだけだと、構えたり、飽きてしまうので「遊びながら楽しくトレーニング!」ということを基本にしています。室内では、テーブル卓球やカードゲームを行い、天気のよい日は近くの北海道大学構内を散策し、ボールや身体を使った遊びをすることもあります。

A君。ビジョントレーニング開始時中学1年生、現在高校1年生

*環境が整えばある程度集中できるが、気になることがあると、すぐにそちらに注意が向いてします。運動が苦手で、目に関しては困り感など特に自覚はない。

  • トレーニング前の検査
    眼球運動ではスムーズに指標を追えず、寄り目もすぐ眼が動いてしまう。図形の模写も、7歳3か月くらいのレベルでした。
  • 7ヶ月後の検査結果
    縦読みや横読みの時間はほぼ同じだが、眼球運動はかなり改善された。
    指標をスムーズに追えるようになり、両目の寄せも静止できるようになった。
    図形の模写は、立体図形や3つの輪の中心もかけるようになり、9歳11か月レベルになった。
  • 評価と感想

最初の頃は、トレーニングが面倒な様子があったため、A君と話し合い、本人の希望で疲れる前に最初に行うことを約束しました。また、飽きないようにA君の得意なけん玉や大好きなアニメのキャラクターをたくさん貼って探すようにしたり、時間を計ってモチベーションを高めるように工夫しました。
中学3年生で高校受験があり、面接対策を兼ねていることを伝えると、真剣に取り組むようになりました。面接練習で試験官役のスタッフの顔を見ることができず視線があちこち泳いでいたが、4か月後の受験直前の練習では、スタッフと目が合うようになり、受け答えもしっかりして無事に高校に合格できました。
A君は自分でも「人の顔を見てしゃべれるようになった!」と驚き、人との距離感も少しずつとれるようになりました。

最初はブレインジムに抵抗感がありましたが、2か月後にブレインジムを受けてみるとその良さを実感し、ブレインジムのある日は自分からビジョントレーニングと一緒に行うようになりました。体の協調運動が苦手で、ボディイメージも弱いので、体を楽しく動かすことでよりビジョントレーニングの効果が高まると思われ、なるべく受けるように促しました。
野球のバッティングでは、バットにボールが当たりませんでしたが、トレーニング後半はボールをよく見て打てるようになりました。
今後も眼と手や体の協調性を整えるためにも一緒に取り組んでいきたいと思います。

 

B君。ビジョントレーニング開始時高校1年生、現在高校2年生

*ある程度決まったスケジュール通りに行動することが得意で、ビジョントレーニングにも積極的に取り組んでいます。3年前の通所時からブレインジムの良さを体感し、今はそれにプラスしてビジョントレーニングを行っています。3年前はストレスが溜まりやすく、家でキレて奇声をあげたり、叫ぶなどの行動が見られました。揺れるものを好むので、自分で何とか調整しようと夕方、毎日1時間ブランコに乗ったり、冬はウォーキングをしていました。今は自分でブレインジムの動きを覚えて、緊張や不安がある時には自己調整のためにやっています。

  • トレーニング前の検査
    眼の動きはスムーズですが、寄り目が10㎝くらい手前で二重に見えてしまい、特に左眼が弱い。
    図形の模写は、ほとんどできていましたが、円は隙間が空いていたり、3つの輪の中心ができませんでした。
  • 7ヶ月後の検査結果
    両目の寄せは約4㎝まで改善し、正常範囲となり、左眼も寄るようになりました。図形の模写は、お手本と同じ大きさですべて描けていました。
  • 評価と感想

B君は「縦読み、横読みともスラスラ読めるようになった」「本を読むスピードがアップした」と自覚できるまでになりました。
また、英語の文章で名詞の前につける「a」という冠詞を見落としていましたが、7ヶ月後には見落とさないようになりました。
バランスの難しい1本足の下駄を履き、お手玉タッチをしたり、バランスボールの上で立つことが出来るようになり、自分でも「バランス感覚が良くなった!」と話しています。

B君は、本を読む時に行を飛ばすことが多かったのですが、ビジョントレーニングを始めてからは改善し、今では小さな文字の文庫本をよく読んでいます。

発達支援が必要な子どもたちは、コミュニケーションが取りにくいのですが、1対1で行うトレーニングの時に、学校や友人のことなど、いろいろな話しをしてくれるようになりました。
また、板書が取れるようになったり、ワークの答え合わせで段ずれがあって解答が書けなかったことが改善しました。
数値では表せませんが、全体的に自信がついて意欲的に学校生活を送るようになり、改めてビジョントレーニングの効果を実感しました。
「楽しい」ということが子どもの力をより引き出すことになりますので、これからも遊びを取り入れて、自然に楽しくトレーニングをする!ということを基本に、実践していきたいと思っています。

石狩管内教育委員会 障がい児教育部会肢体部門主催研修「ビジョントレーニングの意義と実践」 

2019年10月石狩管内教育研究会 障がい児教育部会 肢体部門主催研修「ビジョントレーニングの意義と実践指導」のテーマでお話しました。
講師:天使のわビジョントレーニングインストラクター

眼球運動、視空間認知、眼と体の協調性についての基本と実践例を踏まえてワークもいくつか行いました。
実際のトレーニングを体験してもらい感想をシェアし、また、「天使のわ」でトレーニングをしている児童が日常生活で活かされいる体験を話せる機会に恵まれました。
今回、参加していただいた皆さま、丁寧に研修準備をしていただいた先生方に心より感謝申し上げます。

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